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 音楽プロデューサーで、ニュージーランドに移住して自給自足生活をしている四角大輔さんの本の中に、こんな一文がありました。

 一流のアーティストたちに共通すること。それは、「すべてをさらけ出すこと」に対して、まったく迷いがないことだ。
 彼らにも、ダメなところや弱いところはいっぱいある。それでも、舞台に立った瞬間、すべてをさらけ出すことができる。
 何万人の心に気持ちを届けられるのは、歌のうまさではない。ありのままの、まっすぐな思いを伝えたい、その感情を開放できる情熱だけだ。


 本当にまさしくその通りだと思います…。
 歌でも絵でも文章でも、いわゆる器用さや無難な上手さは、何十人くらいの周りの人からは「うまいね」「才能あるね」と感心してもらったり誉められたりもする。

 ところが何万人が相手となると、それだけではぜんぜん不足なはずだ。
 自分のダメさや、弱さや、それを覆うものを超え、心の奥にある「すべてをさらけ出す」ことによって――、多くの受け手の内にもある同じものが呼応して共鳴するのだろう。

 歌の場合は聴き手が、「どうしてこの人は、自分自身でも気付かなかった気持ちを分かってくれて、それをこんなに鮮やかに表現しているのだろう」と、感銘を覚えることもある。


 ふつう私たちは、何万人も前にしたステージに立つ機会はないけれど、日常場面で「すべてをさらけ出す」ことに対しての恐れや抵抗感はかなり強くありますよね…。

 たまに、自分の気持ちを隠し立てなく自然に伝えられるような人に出会うと、素敵な性格だなと感心してしまう。


 一方で、「もし自分のすべてをさらけ出したら、言いたい放題やりたい放題の、無茶苦茶な人間になってしまう」なんて考えている人もいる。
 ただそれは、「すべてをさらけ出す」ことの真意を、うまくとらえられていないように思える。

 たとえば、何万人ものステージに立つミュージシャンだって、「プレッシャーが恐ろしい」とか「あいつが腹立たしい」「先々のことが不安」といった、色んな感情や思いを内に抱えているはずだ。
 でも彼らは、それを歌にしたりはしない。なぜなら、そうした感情というのは、本当にさらけ出すべきものをむしろ「覆い隠しているもの」であることを、当然のこととして分かっているからだろう。


 そうした覆いのさらに奥には――、さらけ出すことによって他者と反発し合うのではなく、逆に深く共感し合えるものが、多くの人たちの間に地下水脈のように流れている。

 それらは必ずしも、直接的にポジティブな感覚とは限らない。悲しさだったり、切なさや空しさだったり、単純な言葉には置き換えにくい何かだったり…。
 でも、自分自身の本質や、人と人の真のつながりを知るうえで、すごく大切な精妙な感覚だ。

 そしてさらに、その一段と奥には――、内と外の隔たりのない、澄み切った「輝き」がある。


 「すべてをさらけ出す」というのは、ネガティブな本音をぶちまけることとは、またちょっと違う(浄化のワークなどで、そうした吐き出しのプロセスも重要ですが)
 むしろ、本当の奥にある輝きを外へ開け放っていく――、これが、「すべてをさらけ出す」ことによって行き着くところでしょう。

 自分の内には、本当に素晴らしい「輝き」がある!
 それを信じることが、「すべてをさらけ出す」ことへの恐れや抵抗感を弱め、真に開け放つべきものを明らかにしてくれる、重要な一歩なのだと感じます。



 結びのヒーリング・ミュージックは、Neil H. 「To Touch The Dream」。

  ☞ コメント:26

 
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コメント
6385
人と響きあえるものを覆い隠しているのがネガティブなもの
凄く響いてきます
風穴を開けるのは 勇気でしょうか?


6386
こんばんは♪
今朝、息子と話し合っていた事の答えに出会った感じです!!
私も息子も絵を描いていますが、なんか今ひとつの
感じがしていました。

「本当の奥にある輝きを外へ開け放っていく――」
そうなんですね。心に響きました。
ありがとうございました。

なんか最近、こうゆう事(話題にしていた事を他の
方のブログで、目にする)が多い気がします。
不思議ですね・・・いや必然なのかも・・・?

6388
flow様

 こんにちは!

 風穴をあける「勇気」も大切でしょうね。
 また、ありのままを出してもいいのだという、自分自身への「許し」も鍵でしょう。

 デトックスで色んなものを「吐き出す」ことで、内にあるものに行き着くというプロセスももちろんあります。

 僕としては――、どんよりと重苦しく感じてしまう胸の奥に、澄み渡るような輝きがあるのだと「信じる」こと。
 それを深く掘り起こすように、じっと感じようとしてみることが大事な一歩だと思っています。

6389
祐子様

 こんにちは!

 僕自身も、絵や文章については器用貧乏なほうなので、今回のブログの内容はちょっと自分で心苦しいです…。

 なので、実はあまり気持ちが乗らないまま「どうしてこのテーマなのだろう?」と思いつつ書いたのですが――、
 やはり読み手の方の波動のようなものが知らず知らずのうちに伝わってきて、ブログを書かせているのかも知れませんね…。

 でもこうして必然的なシンクロがあると、書き手として嬉しいです!

6390
はじめまして。初コメです<m(__)m>。
『己の内をさらけだす』事をしていると、他の人はそれを見て、その人の事を安心でき、信用できるのだと思います。

『自分の着込んでいる鎧をこの人(さらけ出している人)の前では、脱いでもいいのだ。』と肌でというか、直感で分かるのだとそんな風に思います。

互いがそのようにさらけ出す事ができれば、お互いの輝きがまし、それは周囲の人々にも拡がっていくのではないかなぁと思っています。

そして、この人『本物!』と私がなぜか思う人達は、みなさん『すべてをさらけ出している人』です(笑)
そんな人々をとても私は尊敬しています♪


6391
人から精神病扱いされる、という不安からずっと自分に予知的な感覚がある事を黙っていました。

でも中にはやっぱり鋭い人もいて、ついに「予知能力があるでしょ?」と聞かれました。

その子は親友でだったので、思い切って話すと、なんと精神病扱いどころか、私の辛かった気持ちをサポートしてくれました。

それからは彼女も予知能力が使えるようになり、今では他の人も交え、想念でのやりとりをしています。
段々精度が上がり、ゲーム感覚で驚きや、ぴったりの結果が出る不思議を楽しんでいます。

今でも、さすがに誰にでも言える、というところまでは言っていませんが、ネガティブと恥ずかしく思っていた事が前向きになりました。

6392
さらけ出すことへの迷い
光奈さん
はじめまして。
拝ましいかもしれませんが、私の想いが この度のブログに記されていて…
ブログに掲載させて頂いてよろしいでしょうか?

6393
真知子様

 初めまして。コメントを有難うございます!

 「すべてをさらけ出している人」に出会うと、本当に気持ちいいですよね。世界や自分の人生までが明るくなるような。

 人の内なる輝きには、それほどの力があるのだなと感じます。

6394
ムーミン様

 こんにちは!

 何ともすごい、特別な力をお持ちなのですね…。

 僕の知人で、子供のころに「他人が考えていることがぜんぶ分かる」という能力のあった人がいます。
 ただ周りの大人に不気味に思われて、親から「絶対にそのことを言ってはいけない」としかられ、そのうちに能力そのものがなくなっていったそうです。


 こうした特殊なケースだけでなく、その人ならではの色んな才能や輝きなども、同じようにして見えないところに隠されていくのかもしれないです。

 前向きに楽しめるというのは、素敵ですね!
 きっと「周りから求められる力」だと思います。 

6395
丹下ゆかり様

 初めまして!

 ブログの引用やシェアは、自由にしていただいてまったく問題ないです。
 共感いただけて、本当に嬉しく思います!

6396
ありがとうございます、分かって頂けて嬉しいです。

そうなんです。
毎回ではありませんが、私も人が離す数分前に、映画のようにその人が話している映像が見える?(頭に映像が浮かぶ) んです。
その人が話す全ての内容じゃないですが、大体の内容のイメージが事前に分かるんです。

詳細がわかる時は、その人が話すであろう氏名とか固有名詞まで、はっきりと聞き取れる(感じ取れる)感じです。

だから誰かがビックリニュースで私を驚かそうとしても、内容がわかる時は聞いても驚けないで、リアクションに困るのが難点ですが。

そして私の母とも、成長した今も、想念でのやりとりが多いんですよ。
母と父の病気を事前に教えてあげた事もあるし、友人を事故から救った事もあるんです。

でも私も親からは「頭がおかしいと思われるから、絶対人に話してはダメ」と念を押されて育ちました。

でもこういう私を受け入れてくれる人はいるので、ドンピシャの答えを出した時は、皆で大笑いです。



6397
部分によりけり
こんにちは。
カリメン2号です。

何となくですが、さらけ出す部分のよりけりように感じます。
言いたい事は、何となく分かるのですが…。
自分は動物的な本質と人間的な本質の二つに分かれているように思います。
どんなに汚いことでも、表現は共感を呼ぶように思います。

6398
「すべてをさらけ出す」というのはちょっと誤解を生みそうな言葉ですが
要するに「オープン・マインド」という事ですよね。

防衛的な姿勢の反対というか。壁を作ってるな~と感じる人はよくいます。”防御壁”の種類は、攻撃性や冷淡さ、慇懃無礼さ、表面的な愛想の良さなど色々ありますが、ガチガチの理論防衛で「まるでアルマジロのようだ・・・」と感じる人もいました。

怒りを抑圧したり、悲しみや寂しさを抑圧したり、恐れを抑圧したり、喜びを抑圧したり、愛を抑圧したりしないという事だと思います。これらを抑圧している人は傍目から見ても何となく分かるものです。

6399
こんにちは!
わたしは、以前より、自分をさらけ出さなくなりました。

別に、内にこもっているというのではないのですが、
出す必要がないような感じなのです。

不思議です。


6400
ムーミン様

 こんにちは!

 聞くほどに不思議な能力ですね。
 スピリチュアル的には、すべてがこの瞬間に存在するわけだし、またあらゆる人たちは互いにつながった一つのものだから――、先の展開が見えたり、想念でやり取りするというのも、あり得ることでしょう…。

6401
カリメン2号様

 こんにちは!

 動物にも怒りの感情とかはありますよね。
 確かエックハルト・トールの本に、池のカモがときどき喧嘩するけど、暴れたあとは何もなかったように普通の状態に戻る、といったことが書いてありました。

 ただ人間の場合は、感情的な衝突が尾を引いたり、増幅したエネルギーをため込んだりもしてしまいますから――、相手に向かって直接的に汚いことを表現するよりも、浄化のワークなどの場でしたほうがいいケースも多いだろうと思います…。

6402
Clary Sage様

 こんにちは!

 オープン・マインド――。まさにその通りです。
 抑圧は、もちろん隠そうとしてそうしているわけですけど、でも抑圧していること自体がけっこう分かってしまうものですよね。

6403
森須もりん様

 こんにちは!

 自他の隔たりが薄らいでいくと、わざわざ「さらけ出す」という意図的な行為をしなくても、自然と内にあるものが開け放たれていく――、そういうケースも多いと思いますよ。

6404
さらけ出すことができる人は強い人だ。

オレは今そんなに強くない。
さらけ出すことができる人はスゴイと思うけど、今のオレにはできないなー。

6405
はじめまして♪ 時々覗かせていただいてます。
私も絵を描いてるので 今回の内容は
耳が?痛かったです(^^ゞ

でも ほんとにそうだと思います。
感動するものって 絵でも歌でも文章でも
そういうものかもしれませんね。

光奈さんの文章はとてもわかりやすく
透明感があって、抵抗なくスーっとこころに染みとおるように入ってきますね。

6406
コンサートで思い出しましたが
以前、素人(きちんとした音楽のレッスンを受けていない)の人のコンサートに行った事があります。
それが凄くうるさかったんですよね・・。オペラのように声を張り上げて歌っていたのですが、大音量のわめき声を聞かされているようでとんでもなくうるさい。(不思議に周囲の観客は何とも思っていないようでしたが・・・)
それでよく分かったのが、同じフォルテッシモで歌うとしても、プロの人はちゃんとコントロールしているのだと。
音量は同じでもこれが出来ているかどうかで全然違う。

「ネガティブな本音をぶちまける」といった事は、この素人の人が歌うようなものかもしれませんね。
「すべてをさらけ出す」というのは、良い意味でのコントロールがされているのだと思います。抑圧もしていないが、コントロールを失った状態でもない。だから心地良いのでしょう。


6407
楽々ライフ様

 こんにちは!

 人前で恥ずかしがらずに自分を見せるって、なかなかできるものではないです。
 コンサートの関連でいうと、僕が直接見た中ですごいなと感じたのは、本にもなっている「怖いもの知らずの女たち」です…。

https://www.yamakei.co.jp/products/2813330610.html


 失礼ながらですが――ど素人の年配女性(歌唱レベルはほぼ中級)が、かなり大きなホールのステージに立ってソロで歌うなんて、もし僕なら絶対にやりたくない「罰ゲーム」です。
 でもそれで満員の観客を集めて、収益を震災の義援金に充てたりしているから、ある意味で「人間の可能性」を垣間見るような思いさえします…。

6408
kotorin様

 こんにちは!

 文章を評価くださって、とても嬉しく思います。もちろん僕自身も、まだまだ出しきれていない部分は大きいです…。

 芸術作品だけでなく、自然や人々の行いなどからも、多くの感動を受け取ります。
 私たちの存在自体が、まさにアートなのでしょうね。

6409
Clary Sage様

 こんにちは!

 OSHOの有名な瞑想法の中で「内側にあるエネルギーを爆発させる」というのがあるのですが、そのときに「あたかも傍観者のように、あなた自身に起こっていることを見なさい」と強調して説かれています。

 コントロールに近いことかもしれませんが――、爆発するエネルギーと自己同一化して暴走してしまうのではなくて、静止して見ている「本当の自分」がきちんと存在していことが重要なのでしょう。

6410
フランスの週刊誌 シャルリーエブドの 前の 名前は  ハラキリ だったそうです。 ハラキリは間違った表現であっても その潔さみたいな姿勢は あこがれます。

6411
KJ様

 こんにちは!

 日本人国際女優の第一号である川上貞奴は、パリの公演舞台で迫真の「ハラキリ」を演じて観客にものすごい衝撃を与え、それからこの言葉が西洋に定着していったそうです。
 舞台芸術がきっかけだったんですね。

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プロフィル

Koudai Mitsuna

Author:Koudai Mitsuna
 
光奈 広大(みつな・こうだい)

 20年のあまりのサラリーマン生活を経て、いわゆる「ザ・マネーゲーム」を何とか卒業。今では束縛されない自由な日々を存分に味わっています!

 そうした中で心がけているのは、普通の日常的な行いを通じて、意識の進化を目指す「カルマ・ヨガ」。

 日々の喜びや学び、インスピレーションから得たスピリチュアルな気付きなどをブログで紹介しています。

 妻子と都内在住――。

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