フロントページ   »   スポンサー広告  »  スポンサーサイトスピな散文  »  魂が乗るために作られた種
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
 前回に続き桜の話題です。
 下の写真は、埼玉の入間川沿いをウォーキングしているときにあった桜――

 分かりますかね。中央にある枝が、上のほうでベキッと折れてしまっているんですよね…。それで真下に向けて、だらーんと垂れ下がっている。

 そんな「首の皮一枚」みたいな状態なのに、枝いっぱいに満開の花を咲かせている。

 この辺りはときどきウォーキングしているのだけど、この桜の枝は、花が咲いたあとに折れてしまったわけではない。
 確か昨年2月のこと、関東で観測史上最大の豪雪が降ったときに折れたものだ。
 「これはもうダメだろうな」と思っていたところ、翌月の開花時期にはきれいに花を付けていて驚いた。

 でもさすがに、ひとシーズンを越したら枝は枯れてしまうだろうと見ていたら…、今年もこうして、見事に満開の花をたたえていた。

 桜の生命力というか、花を咲かせようとする本能のパワーは、本当にすごいものだなと感心します!


 ところで、前回記事のコメント欄でも書いたのだけど――、
 咲き誇る桜の花って、圧倒的な自然のいとなみを感じさせる一方で、やや過分ともいえる不自然な印象もありますよね…。

 それもそのはずで、桜の代表種である「ソメイヨシノ」は、江戸時代に人工交配による品種改良で作られたといわれる(自然交雑によって生まれたという説もある)。


 そして特殊な交配種であるために、種子での自然繁殖ができないのだそうだ。
 各地にあれだけある木はすべて、人の手による接ぎ木などで増やしたものだ。

 北海道から九州まで、ソメイヨシノはどこでも見かけるけど、それを営々と接ぎ木で植え続けてきた日本人の「桜好き」は、すごいものだなと感心してしまう。


 また一方で――、
 種子による繁殖ができないのなら、ソメイヨシノがあれほどたくさんの花を見事に咲かせるパワーというのは、いったい何の意味があるのか?…、というふうにも思えてくる。
 花を咲かせ、種を実らせても、まったく何にもならないわけですしね。

 ソメイヨシノは、植物として異様なまでに、「咲くことだけに特化した交配種」といえるわけだ。


 で、かく言う私たち「人類」も、その起源は正確には分からないし、実は宇宙人との配合種なんていう一説まである…。

 ほかの地上の哺乳動物に比べ薄い体毛や、巨大な脳も、どのような進化過程でそうなったのかは謎だ。
 そして地球の生態系の中で、人間は明らかに不自然な位置に存在する。


 「人は考える葦である」とも言われるように、複雑高度な思考活動は人間の重要な特性だ。
 ただ瞑想とかをしていると、絶え間なく続く思考の内容というのは、ほとんど無意味な反復や憶測ばかりであることが分かる。じゃまで仕方ないのだけど、そう簡単には消えない。

 人のマインドは非常にダイ・ハードで、まるで桜の枝が折れても花が咲くように、首の皮一枚になってもそのにぎにぎしい活動をやめようとはしない…。


 一方でもちろん、素晴らしい側面も大きい。

 野生動物が仲間を救ったり、互いに思いやる態度を撮影した映像を見ると、「動物でもそうなんだ。すごいな!」と感動する。
 でもそれ以上に人間は、より複雑で深い感受性をもって相手のことを思い、言葉による交流や色んな社会的仕組みも使いながら、日常的に他者を助けたり支え合ったりしている。

 互いの助けによって、こうして生き、繁栄している種だといえる(もちろん、まるっきり逆の行動をとることも多いけれど…)


 そういうのは、適者生存の原則などからすると、無駄だったり意味のない部分も大きいのかもしれない。
 でも人は、その特質を大切にする。そこに、生きる意味そのものを見いだしもする。

 桜の花は、ものすごいパワーで無数に咲き誇り、散っていく。私たちの日ごろの思いやいとなみも、それと似たような側面もあるだろう…。
 人間は、生き物としては異様なまでに、「そこの部分だけに特化した配合種」なのかもしれない。


 スピリチュアルの分野では、人間の肉体のことを、「魂の乗り物」というふうによく表現される。
 それはまさに、「魂が乗るために作られた種」なのだと言えるでしょうね!



 結びのヒーリング・ミュージックは、Kevin Hoo 「Waltzing Leaves」。

  ☞ コメント:6

 
次の記事→
ミニマムへの憧れ
←前の記事
きれいな桜への感覚
コメント
6564
ソメイヨシノは
「クローン植物」として有名ですよね。
あれだけあるソメイヨシノが全部同じDNAを持っているというのは、接木が出来る植物ならではとは言え不思議な気がします。(何百万人も私のクローンがいたらどんな感じだろう・・・)

種子による繁殖が出来なくても、ソメイヨシノとしては十分満足かもしれません。「人間が増やしてくれるからこれでいいよ!」とか。実際の所は本人(木)に聞いてみないと分かりませんが・・・・。


6565
Clary Sage様

 こんにちは!

 桜の「開花予想」はソメイヨシノですが、これも遺伝子が同一なので開花時期に個体差がないため、というのも理由だそうです。

 でも遺伝子が全く同じでも、枝振りはすべて違うし、また折れたり枯れたりする「運命」も本当にそれぞれですね…。

6567
こんばんは。

遺伝子が同一なんですね!初めて知りました。スピリチュアルとは違う感銘を受けました。

これからもよろしくお願いいたします。

6568
人も桜も
ひた向きに生きたいと思うけれど、無意味な反復や憶測が邪魔して来る~・・・

6570
ゆたかーん様

 こんにちは!

 全国にあれだけあって、いつものように目にしている桜の木が、ぜんぶ同一の遺伝子というのは驚きですよね。

 種子で子孫を残せないということは、つまり「1世代限りの種」ということです。
 それをこれほど増やしているわけだから、人のいとなみというのもスピリチュアル以上に不思議なものです…。

6571
りこ・ディーン様

 コメントを有難うございます!

 本当に人のマインドは、消そうと思って消せるものではないですよね…。

 でも、「無意味な反復や憶測がばかりだなぁ」と気づきながら眺めていると、あらわれ続けはするけれど、占領や暴走はしなくなっていきます。
 マインドも、外側の出来事と同じく、向き合い方がポイントなのでしょう…。

コメントの記入
 管理者にだけ表示を許可する


プロフィル

Koudai Mitsuna

Author:Koudai Mitsuna
 
光奈 広大(みつな・こうだい)

 20年のあまりのサラリーマン生活を経て、いわゆる「ザ・マネーゲーム」を何とか卒業。今では束縛されない自由な日々を存分に味わっています!

 そうした中で心がけているのは、普通の日常的な行いを通じて、意識の進化を目指す「カルマ・ヨガ」。

 日々の喜びや学び、インスピレーションから得たスピリチュアルな気付きなどをブログで紹介しています。

 妻子と都内在住――。

最近の記事
ツイッター

CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。