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 過去の記事で、「火災が起こったときにだけ発芽する」という、珍しい植物について書いたことがあります(→「目覚めの種子」

 ふつう植物の種子は、暖かい春になったり、雨が降って周りの土が水分を含んだタイミングで、芽を吹くものだ。

 ところがオーストラリアに自生する「バングシア」という木は、種がとても硬く厚い殻に包まれていて、普段はその状態のまま、ひたすらじーっと「ことが起こる」のを待っている。
 そして、山火事が発生して炎にあぶられたとき、種が殻から放たれて発芽していく。

 実に不思議な特性だけれど、それにはちゃんとした理由と利点がある――、という話でした。


 今回もそれに似た話題で、こんな面白い性質の花がある。
 南アフリカの海岸に咲く「オルフィウム」の花は、花粉がおしべの袋の中に入っている。
 そのおしべの袋は、写真のようにグルグルにねじれていて、先端の口をギュッと固く結んでいる。
 虫がやって来て、いくら突っついたり、こじ開けようとしても、中の花粉を取り出すことはできない。

 そのままだと肝心の受粉ができなのだけれど――、この花、なんと音階の「ド」の音がしたときだけ、袋を開いて花粉を放出する性質なのだ。


 花に音が聞こえるわけではなく、特定の「振動数に共鳴」する構造なのだろう。

 実はその「ド」の音というのは、クマバチの羽音の振動数だ。
 つまりオルフィウムは、クマバチが飛んできたときだけ、固く閉じた袋をパッと開いて、花粉を与えている。


 どうしてまた、そんなふうになっているのかと言うと――

 童謡のチョウチョウで「菜の花に飽いたら、桜にとまれ」というのがあるけど、実はそれは植物にとって、あまり有難くない話なのだ。
 だって、菜の花の花粉を、桜のめしべに付けられたところで、受粉して繁殖することはできない。


 そこでオルフィウムの花は、クマバチの羽音だけに反応し、その一種類の虫だけに花粉を与えるように進化した。

 クマバチにとっては、栄養価のある花粉を、ほかの虫たちと争うことなく享受できるわけだから、まさしく願ったりの厚遇といえる。
 そうしてクマバチは、「オルフィウムの花からオルフィウムの花へ」と、飽くことなく飛び回ることになる。

 一方のオルフィウムにとっても、自らの花粉を同じ種類の花へとほぼ確実に届けてもらうことができるわけだ。

 大自然の知恵というのは、実にすごいですよね!


 有名な生物学者であるデービッド・アッテンボローの本によると――、
 オルフィウムの花は、「ド」の音がしたときに、「花粉を黄色い噴水のように放出する」と書かれている。

 いったいどんなふうなのだろうと思っていたら、それを撮影したイギリスのドキュメンタリー番組がありました!

 音叉を花に当てて実験しているのだけど、固く閉じていたおしべが振動数に呼応して開き、花粉がパァーッとあふれ出る様子を見ていると――、ハートが特別な波動に共鳴して開くというのも、こういうことなのかな、なんてふうにも思います…。




 もう一つ、数日前からネット上でよく紹介されている動画(デンマークの宝飾品ブランドのコマーシャル映像)

 「目隠しした小さな子供が、お母さんを見つけられるか」というのを試したものだけど――、本当に素晴らしいくらい、ちゃんと分かるものなんですね。

 見知らぬ大人の体をちょっと恐る恐る触っていた子供が、「あっ、これはお母さん」と分かったときの、あふれ出る笑顔が素敵です。


  ☞ コメント:26

 
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コメント
6745
こんにちは!
自然界には不可視な次元での巧妙な仕掛けが確かに存在して、生育と発展を促しているんですねー~!

「ハートが特別な波動に共鳴して開くというのも、こういうことなのかな、なんてふうにも思います…。」という言葉はまた物凄くロマンチックな表現ですね
自分の相対する事物や人(恋愛やお友達になれそうな関係性)の発見というのは、丁度そのような作用が起こっているんでしょう!
2番目の動画では、子供よりもお母さんの方の当ててもらえるかな?という不安ときちんと子供が当ててくれたときの安堵感による満面笑みに、心温かくなりました

面白い記事をどうも有難うございました!

6746
ikkei様

 こんにちは!

 「波長が合う」「共鳴する」というのは概念的な表現ですけれど、こうして生き物の物理的な共鳴が見て分かるのは面白いですよね。

 あと宝飾品のコマーシャル映像だから、あくまでも母親のほうがメインになっているといえます。

 ところでもし父親で同じことをしてみたら、たぶんあまり当たらなさそうです…。

6747
こんにちは♪

繋がりというか、結び付きというか。絶対的な関係性が良いですね。ロマンチックです♪
私も最近、いくつかの共鳴みたいなものに恵まれました。光奈さんの記事は今起きている何かにリンクして書かれているので不思議だなあと思っています。

でも…オルフィウムはクマバチが絶滅したら共に絶滅することになる…。それでもオルフィウムはクマバチが来てくれることを信じて疑わずドの音だけに生存の可能性を開く。
素敵な花ですね。

例え両方が滅んだとしても、また、いつか
別のかたちで共鳴するのでしょう。

分離しているとはいえ
信頼するものに寄せる心は
生命に価値を与えますねっ♪

6748
小奈鳩ユウ様

 こんにちは!

 相手が絶滅したらこちらも終わりという共生関係の生物って、たぶん調べてみればけっこういると思います。
 クマノミとイソギンチャクとか、そうですかね…。

 「種」の単位でなく、「個体」レベルで見たら、さらに色々とあるでしょう。
 たとえば人間のお腹には、1000兆個もの腸内細菌が生きていますが、その人が亡くなれば、こられの細菌たちも死滅するしかないですしね…。

6749
自然との共鳴はいたるところに
 自然の仕組みはよくできているものだと感心しました。
 家庭菜園で私たちも経験することですが、植物には住み分けというか適応というものがあります。たとえばミョウガですが、良く育つように日当たりの良いところに植えるとまったく元気ありません。一方、半日蔭ならよく育つという現象です。理由は簡単で、ミョウガは乾燥に弱いので半日蔭が適応しているということです。
 本題の自然との共鳴は、いたるところにあり、まさに生き物の様々な環境への適応なのではないかと思ったしだいです。面白い記事、ありがとうございました。

6750
臨死体験で
「神なる白い光」と出会うと、その圧倒的な愛に至福を感じたとよく言われます。
まさしく神の愛はすべての存在のハートを開くのでしょう。


ちょっと話が違いますが、私が条件反射的に泣くアニメの一場面があります。(私は映画でも小説でも泣くという事が本当にないのですが)
それは、かの有名な「”フランダースの犬”のネロが死ぬ場面」です。
あまりにベタなんですが・・・・私は「ネロが死ぬのが悲しい」という理由で泣くのではない気がするんですよね。
多分私が泣くポイントは、小さな子供の天使が迎えに来る所ではないかと思います。
あの場面が琴線に触れるのは、同じような記憶がどこかで呼び覚まされるからかもしれません。私が"死んだ"時もこうやって天使が迎えに来てくれたなあ・・・・というような。



6751
光奈さん、こんにちは^^

いつも興味深い記事をありがとうございます。光奈さんは、いろいろな事を知っておられるのだなぁといつも驚きながら拝見しています^^

音や色などだけでなく思考などあらゆるものが、『エネルギー』であり『波動』であるという事のようですから、上記のお花と同じようにきっとその人ごとに共鳴する『波動』というものがあるのだろうなぁと思いました。

特に音楽などの芸術は、直にその影響を受けやすく、共振が起き、涙が出たり、感動しやすいのかもと思います。


6753
ささげくん様

 こんにちは!

 確かに森の植生も、日光をたくさん浴びる高い木の下に、日陰を好む低木が育ち、さらにその下に草が生えてますよね。
 互いに適した環境を、一緒になって作っているといえます。

 ミョウガは、あんなにパリッとしているのに日差しが苦手とは…。
 そういえば東京に「茗荷谷」という駅がありますけど、陰った谷に育つ植物なのですね。

6754
Clary Sage様

 こんにちは!

 僕の妻も「フランダースの犬」の最後の場面が好きだと言って、思い出すだけで涙ぐんでいます。
 僕は男の子だから、そんなには感じませんけれど…。

 それと同じ場面を、自らの生を終えるとき体験するのは、おそらく間違いないと思います。
 「生き方によっては、天使(あるいは白い光)のお迎えは無し」というシステムではないようですから…。

6755
真知子様

 こんにちは!

 芸術の力というのは、まさしく波動だと思います。
 音も波だし、色も波だけど、優れた音楽や絵には、物理的周波数を超えた波動を放っているといえます。

 まさにハートの波動なのでしょう!

6757
ありがとうございます
みつなさん
いつもみつなさんの記事に感動したり、励まされたり、感謝したり、、
本当にありがとうございます。

今回の記事も興味深く読みました。
更にコメント欄のみつなさんの言葉、
「たとえば人間のお腹には、1000兆個もの腸内細菌が生きていますが、
その人が亡くなれば、こられの細菌たちも死滅するしかないですしね…」
に涙がこぼれてしまいました。

お仕事でお客様の「神聖な身体」に
触れさせていただいておりますが、
このみつなさんの言葉に、
"身体への畏敬の思い"というものが
これまでの思いをはるかに超えて
涙となって溢れてきてしまいました。

私たちを包み込むすべてのものたちに
「ありがとう」しかありません。。
本当に愛しいです。

みつなさんのおかげで
明日からまた「触れさせていただく」ことが
更なる感謝と愛でいっぱいになりそうです。

こころから
ありがとうございます。

そして
これからも楽しみにしています。

6758
おお、奥様もですか。
あの場面は泣く人が多いですよね。
主人公や主要人物が死ぬシーンは小説・映画・ドラマ・漫画・アニメ数あれど、その際「天使が迎えに来て連れて行く」という描写はあれ以外私は見た事がないような。
凄く陳腐なようで、実は凄く珍しい描写なんじゃないかと思っています。

臨死体験で神の愛に触れた人は、何十年経ってもそれを忘れないようですね。
つくづく、皆が(・・は無理でも、もっと多くの人が)人生の早い時期に神の愛に触れられればいいのに・・・と思います。
ただ、その愛や光はどこか遠くにある訳ではなく、死なないと出会えない訳でもなく、今ここにあるんですよね。
本当に、神の愛に触れたいものです。

6760
Green様

 コメントを有難うございます!

 腸内細菌の話で、そこまで感じ入っていただけるとは思いませんでした…。
 でも、さらに言えば腸内細菌だけではだけではなく、血液中の「白血球」だってアメーバ状の生き物ですし、細胞内の「ミトコンドリア」もれっきとした生命体なんですよね。

 私たちの身体には1個の命しか宿ってないわけではなくて、まさに無数の生命の精妙な複合体のうえに、私たちの生があるといえます。

 そう考えると、この体に宿る「私の魂」とはいったい何なのか?…、という問いも生じてきます。

6761
Clary Sage様

 こんにちは!

 なるほど、「天使がお迎えに来る」シーンって、お決まりのように頭に浮かぶものの、ずばりその通りに描写した作品というのは確かに思い浮かばないですね。

 臨死を描いたと言われるヒロニエム・ボスの「祝福された者の楽園への上昇」の絵には、亡くなった人を連れて光へと飛び立つ存在が描かれていますけど、かわいいエンジェルにはほど遠い…。
 西洋では、死の情景はやはり「おどろおどろしい」イメージなのでしょう。

 一方で東洋美術では、京都の知恩院や平等院にある「来迎図」のように、往生者を天人が迎えに来る壮麗な描写が見られます。

6763
Mitsunaさま。

ハートが特別な波動に共鳴して開く。

なんて、素敵♡

6764
こんにちは。
ママとキッズのすてきな映像を紹介してくださってありがとうございました。
ほんとうにすてきな笑顔でした。
あんな笑顔をみたらみんなこころが洗われます。
それから。
この幸せさえあればほかに何も望まない...忘れかけていた原点の喜びを思い出させてくれた気がします。
うれしくて何回も見てしまいました。


6765
自分が救われた過程を思い出して、しみじみと感じ入る記事でした。
本当に共感や共鳴がなければ、
心が閉じてしまった人の心を開くことはできないと思います。
上から目線の奇麗事や偉そうな言動は、
そのほとんどが、物事の真相が分かってないから言えることで、
本当に真相が分かっていれば、その困難さに途方にくれるようなことばかりです。
問題を抱えた人ほど、先生的な人を求めてしまいますが、
部分的に優れた人ならどこにでもいますが、
総体として優れた人などは、滅多に(どこにも?)いないので、
結果として、無理解と愛と共感のなさに基づいた、無責任な言動に翻弄され、
更なる絶望に追いやられる人が多いのだと感じます。
自分よりも本質的に優れた人や、物事がよく分かった人がいるのだという先入観や、
思い込みを持つ方にも原因があるのでしょうが・・・

6766
このごろやってみること 目をみつめてはなすことだと 思います!

6767
ぴぐもん様

 こんにちは!

 本当に素敵なことで、それがこの生の目的ともいえます。
 期待しながら生きていいでしょう!

6768
nagarerukomo様

 こんにちは!

 胎内記憶を持つ子供が「お母さんを選んで生まれてきた」と言いますが――、まさにそうしたつながりだからこそ、目隠ししても分かるのだろうなと感じますね。

6769
Korva様

 コメントを有難うございます!

 その人を真の意味で救うのは、知識や技法やパワーなどではなく、共感のほかにあり得ないのだと思います。

 言い換えれば、誰もが自らを癒やして救うエネルギーを内に持っていて、何かと共鳴し合うことによってそれが解き放たれる仕組みなのでしょう。

6770
三橋様

 コメントを有難うございます。

 瞳の奥には、その人の内面が映っているものです。
 目を見て話すことで、内なる共感を呼びやすくなるのでしょう!

6781
共感・・・
想像する事はとても大事ですが、しかし「これは実際に自分で経験しなければ分からないだろう」という事も多い。(よく言われる事ですが・・・)
相手の気持ちを想像したり、その立場だったらと考えてみようともしないよりはずっとましですが、想像では追いつかないんですよね。

自分が経験していないと、どうしても(程度の差は相当ありますが)「上から目線の綺麗事」「偉そうな言動」になってしまいがちです。
最悪の態度は「相手をただ断罪し、見下し軽蔑する。価値が無いと見なす」といった事ですが、例えとても気持ちの優しい人であっても、"自分が経験していない”事の溝を埋めるのは難しい。

私は「先生」とか「メンター」を求めた事はないのですが(それもある意味一長一短のような気もしなくもない・・)もし自分が何かで悩んでいて「先生」を求めているとしたら、最低限の条件が「同じ(似たような)経験をした人」でしょうね。

6791
Clary Sage様

 こんにちは!

 相手の立場や抱えている問題を、想像によってすべて理解したり共感することは無理でしょう。

 ただ、「相手をただ断罪し見下し軽蔑する」という態度は、想像力や共感というよりも――、その人がそもそも「他者という存在をどうとらえて接しているか」という、性格とか世界観の問題のほうが大きいように思えます…。


 職場などで、プライベートな悩みを持つ人にかける言葉――
 たとえば「大変だね。自分にはその経験がないし、よくは分からないのだけど、でも気落ちせずに頑張ってね」なんていうのは、想像力はほぼゼロですけど、互いの共感は確かにあるし、それによって気持ちが救われることも少なくないです。

6798
うーん・・・何か伝わってない気が。
このブログの記事にも、「自分は、主婦の人が大変だと言うのを聞いても、どこが大変なんだ?気楽なものだとしか思わなかった。でも自分が主夫をやってみて初めてその意味が分かった」というのがありましたね。

「相手を断罪し、軽蔑する」というのはきつい言葉ですが、自分が経験した事のない事柄に対しては、程度の差は相当あるにせよ、どこかにこのニュアンスが入る事が多い気がします。
無意識の上から目線というのかな。

また、これが例えば「子供の死」とか「ガンになった」といったような分かりやすい・共感を得られやすいものならまだしも、もっと分かりづらいものだと更に顕著というか。
摂食障害とか、パニック発作のような精神的な苦しみなどもそうだろうと思います。(以前に比べれば随分理解が進んだと思いますが)


卑近な例ですが、私は以前「ダイエットが大変ってどういう事だろう?2~3キロくらい、ちょっと食べるのを少なくすればいいんじゃないか?5キロだって簡単に落とせるのでは」と思っていました。
別に、太った人が嫌いとか、太るのは良くないという気持ちもありませんでしたが。
で、実際に自分が体重が増えた時にやっと「ダイエットが大変だ」という意味が分かりました(笑)いやまあ、5キロくらい簡単に落とせる人もいるでしょうが。
これもつくづく「自分がその立場になって見ないと分からない」「自分が経験しないと分からない」のだと思いました。
減量のような、”普通”の事すらそうなのだというか。

あからさまに断罪されたり、軽蔑されたりするよりは「気持ちは分からないけど大変だね。頑張ってね」という方が遥かにましですが、それでは救われない場合も多いのではないかと思います。(知人に相談できるような事なら、それで気持ちが軽くなるかもしれませんが・・・)

6801
Clary Sage様

 なるほど、そういうニュアンスだったのですね。

 想像や共感と、「相手を断罪し軽蔑する」「上から目線」といった態度との直接的な結び付きが、うまくつかめなかったものですから…

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プロフィル

Koudai Mitsuna

Author:Koudai Mitsuna
 
光奈 広大(みつな・こうだい)

 20年のあまりのサラリーマン生活を経て、いわゆる「ザ・マネーゲーム」を何とか卒業。今では束縛されない自由な日々を存分に味わっています!

 そうした中で心がけているのは、普通の日常的な行いを通じて、意識の進化を目指す「カルマ・ヨガ」。

 日々の喜びや学び、インスピレーションから得たスピリチュアルな気付きなどをブログで紹介しています。

 妻子と都内在住――。

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