フロントページ   »   スピな散文  »  高校物理の「I AM THAT」


 近年の科学の発見は、物理世界とスピリチャリティーとの境界を消し去っていくようです。
 量子力学の観察者効果をはじめ、ダークマター(暗黒物質)や、神の粒子と呼ばれるヒッグス粒子、等々――。

 でもそんな最先端でなく、高校物理くらいの知識でも、私たちの本質というのは「単なる物質以外の何かでは?」ということを思い起こさせてくれる。


 言うまでもなく、私たちの肉体は「原子」の集まりでできている。
2gen.jpg
 その原子の形は、よく左のような図で表現される。真ん中に原子核があって、その周囲を電子が回っている、という図だ。見たことありますよね。

 ただこの図は、見た目に分かりやすいよう相当にアレンジされたものだ。
 実際には、周りの電子は、原子核のこんなに近くを回っていない。

 仮に、真ん中の原子核を「直径10センチ」のソフトボール大だとすると、周りの電子はなんと「直径3キロメートル」の円軌道を回っている。

 10センチの原子核に対して、3キロメートルである…。絵に描けないくらい離れている。

 そしてその離れた間は、全く何もない「空」だ。物質というのは、中身が詰まっているように見えるけど、実際はスカスカの隙間だらけなのである。


 もしも人の体をギューッと押し縮めて、原子核と電子の隙間がなくなるまで小さくしたとしたら、人はどれくらいの体積になるだろうか――。
 ペットボトルくらい? コップくらい? サイコロくらい?…
 答えは、なんと赤血球くらいの大きさになってしまう!

 その赤血球くらいのサイズが、私たちの物質としての「実体」ということである。体の体積の残り大部分は、全く何もない「空」なのだ。


 赤血球サイズの実体が、果たして呼吸したり、食事したり、消化したり、生殖したり、さらには思考したり、感情を感じたり、人格を備えたり、そして命として生まれたり死んだりするものだろうか…。
 むしろ物質としての実体よりも、隙間の「空」のほうに、さまざまな行為や生滅を可能にさせている「私たちの本質」がある――。そう考えるほうが、ずっと自然だと思えるでしょ。
  ☞ コメント:3

 
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コメント
854
本当にそうですね。
空(くう)の中に全てがあるのかもしれない
空・・は無に通ずるのかも知れず・・
無・・は全てを内包し・・ 
宇宙空間も 原子の世界も 同じく宇宙・・
そして ミクロコスモス マクロコスモスその違いだけで
その全ては 大きな宇宙の一部、細胞であり
個々に置いても そこに 宇宙を内包している。
人は 神の 似姿 断片・・ そういわれることの意味が ここにあるかもしれませんね。
私達は 薄まり続けた存在かもしれないけれど 
その本質が光であり 神である・・
これは 嘘ではないですね
私達の身体の中には 広大な宇宙をいくつも抱えている

2311
これよく言われますけど
「さっっっっっぱり実感としては分からない物事」の筆頭の一つでしょうね。(物質は赤血球一つ分とは知りませんでした)
次の記事の「地球や太陽系や銀河系が超高速で動いている」もそうですが。

実感としては地球は完全に止まっているが、本当は一秒たりとも止まらずに高速で動いている。
実感としては固い物体としか感じられないが、本当は空間。
実感としては憎しみや恐れに満ちているとしか感じられなくても、本当は愛しか存在しない(らしい)。

実感て何なんでしょうね。非常に限定されている感覚で、少なくとも「自分が実感できないからそれは嘘だ」とは言えないもの、なのは確かですが、でもこれはこれで貴重なものなのかもしれません。地球や太陽系が超高速で動いているのを実感できたら落ち着かないですし、この所謂物質世界がほぼ何も無い空間と実感していたらそれこそ「手ごたえ」がなくてつまらないでしょうし・・。

でも考えてみると、ほぼすべてが空間なのによく形を維持できているなあ。生物は「死ぬ」とその形をすぐに維持できなくなるわけですが・・・やっぱりスピリットは凄い。




2312
Clary Sage様

 過去記事まで丁寧に読んで下さって嬉しく思います!

 私たちが感覚的につかめている世界というのは、実は科学的にも「あてにならないもの」なんですよね…。


 そして物質というのは、形をずっと維持できているようですけど――
 でも、ビッグバンによって何もない「無」から物質宇宙が生まれて、そして再び宇宙全体の活動として「無」戻っていく…。

 物質が形を維持できているのは、はかない一瞬だけなんですよね。存在したかどうかも、根拠がないくらい…。宇宙の観点から見れば。

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プロフィル

Koudai Mitsuna

Author:Koudai Mitsuna
 
光奈 広大(みつな・こうだい)

 20年のあまりのサラリーマン生活を経て、いわゆる「ザ・マネーゲーム」を何とか卒業。今では束縛されない自由な日々を存分に味わっています!

 そうした中で心がけているのは、普通の日常的な行いを通じて、意識の進化を目指す「カルマ・ヨガ」。

 日々の喜びや学び、インスピレーションから得たスピリチュアルな気付きなどをブログで紹介しています。

 妻子と都内在住――。

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