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 薬の「プラシーボ効果」って、一般にもよく知られた医学用語ですよね。
 このブログでも、過去に何度か書いたことがあります。

 あらためて説明すると――
 新しく開発した医薬の臨床試験を行うときに、まず患者を2つのグループに分ける。
 そして一方のグループには本物の「新開発の薬」を投与して、もう一方のグループには作用の全くない「偽薬」(かたくり粉などを薬の形に固めたもの)を飲んでもらう。

 偽薬を飲む患者たちには、それが「効果のない偽物」であることは告げられない。


 どうしてそんなことをするのかと言うと――、臨床試験を受ける患者が「この新開発の薬はきっと効くんだ!」と期待し、それによる暗示効果によって、薬の作用とは関係なく自然治癒してしまうケースがあるためだ。

 そこで、「新開発の薬」と「偽薬」の2グループの臨床データを比較して、患者の勝手な思い込みによる「誤差」の影響を差し引いたうえで、それでもなお統計的に有意な結果があった場合に初めて、「これは新開発の薬による治療効果である」と認めることができる、というわけだ。


 さらに臨床試験の正確さを徹底するために、何と、薬を投与する医師も、自分が患者に投与している薬が「本物なのか偽物なのか」を知らされないそうだ…。

 もし医師が「どうせこの薬は偽物だから」と知りながら患者に処方すると、ついついそれが態度などに出てしまい、患者の心の状態や病状にも影響する可能性があるためだ。


 で、この「プラシーボ効果」って、全体の何%くらいに現れるものだと思いますか?――

 要は患者の単なる「勝手な思い込み」による誤差なわけだし、さらには薬で治療しなくてはならない病気が改善するわけだから――、「そうめったに現れそうにもない、せいぜい患者全体のうち数%あるかないかくらいでは」と思うでしょう。

 実際は、医学界では何と「30%」とされているそうだ。
(脳外科医のエベン・アレグザンダー氏の著書にも確かこの数字が出ていたから、おそらく間違いないでしょう)

 全体の30%にものぼる患者が、自分の「勝手な思い込み」によって薬と同じ作用を自らの内に引き起こすなんて、驚くべきスケールの話ですよね…。


 先日に、バージニア大学客員教授・中部大学教授の大門正幸氏の「なぜ人は生まれ、そして死ぬのか」という本を読んでいたら、プラシーボ効果についてのさらに典型的なデータが紹介されていた。

 これは、ある製薬会社が開発した鎮痛薬のパンフレットに載っていたものだそうだ。

 グラフは、その製薬会社が開発した本物の「新薬」を投与した患者と、同様の効果のある「ライバル社の薬」を使用した患者、そして効果のない「偽薬」を与えた患者の、3つのグループ分けている。
 そして、それぞれのグループで「痛みが軽くなった」と感じた人の割合を示したものだ。


 このデータで製薬会社がアピールしたいのは、「当社の新薬は、ライバル社のものより8%以上も高い効き目がある」ということだろう。
 ところが、それよりも驚いてしまうのは――、効果がぜんぜんない偽薬によって、実に60%以上もの患者が「痛みが軽くなった」と感じている点だ。

 鎮痛剤や睡眠薬は、プラシーボ効果が表れやすいと言われる。
 でも、それにしてもすごい治癒力ですよね…。
 「この新薬が痛みを軽減してくれる(かもしれない)」と思うだけで、60%以上の人が、実際に痛みがやわらいだわけですから。


 率直な話――、こんなに高い効果が偽薬によってもたらされるのならば、新開発の薬なんてわざわざいらないのではないか、なんてふうにも思えてくる。
 それより、プラシーボ効果などの自然治癒力をいかに引き出すかの研究のほうが、より有意義で有効なようにも感じる。

 しかしながら製薬会社が、ライバル社の鎮痛剤を8%上回る効果を出すために多大な開発コストを投じることがあっても――、60%の人に現れたプラシーボ効果について大っぴらに徹底検証することは、まずないでしょうね…。

 このような、一部のところには不都合な「公然の事実」が、私たちの本来の力として秘められている、といえます。


 この本には、ほかにも面白いデータなどがいくつも紹介されている。

 たとえば、「4種類の絵」をパソコン画面にランダムに映し出すようにして、壁を隔てた隣の部屋からそれを「透視」して当てるという実験を行うと――、
 確率的には正解は25%(4回に1回)となるはずなのだけど、実際にはそれ以上の30%の頻度で当たるそうだ。

 これは同じ実験で何度も確認されていて、確率的に25%のものが偶然に30%も当たり続ける可能性は、「1万分の1以下」の計算になるという。
 偶然では決して片付けられない何らかの力が、私たちには働いているといえるわけだ…。


 また興味深いことに、こうした透視などの「超能力」が発揮されやすい状況として――、「身体がリラックスしている」「通常の感覚の情報処理能力が低下している」「脳の分析機能が低下している」といったことが挙げられるのだそうだ。

 リラックスしている(さらにはボーっとしている)状態って、思いのほか大事なんですね…。

 本当に私たち自身、自らに秘められた本来の力に気付かなかったり、見くびってしまっている部分って、けっこうあるのだろうなと思います!



 結びのヒーリング・ミュージックは、Lifescapes「The Dawning Pt.2」。

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コメント
8982
精神-神経-免疫学
『精神-神経-免疫学』とは、精神状態が、
神経系を介して免疫系に影響すると証明する学問ですが…。
これは4000年の歴史と言われる中医学の
『病は気から』と、まったく同じなんですよねぇ。

古代の人々の病に対する観方と、
現代医学の見解が合致していると知った時の感動は
格別のものでした。(鍼灸師だった頃)

『治る力』の著者であるアンドリュー・ワイル博士の
診療法は画期的です。
『あなたは現代医学の病院へ…』
『あなたは瞑想を…』
『あなたは○○の薬草を…』など、
患者それぞれの治療法のための処方箋を出すわけです。

ハーバードの放浪者と言われていたワイル博士……。
植物学、生命科学、医学部と
10数年もハーバードに在籍しながら、
すぐに開業することはなく、
世界放浪の旅に出ました。

中医学、アーユルベーダ、民間の伝承医学なども
真摯に学び、日本の禅も習得したそうです。

40歳を過ぎて、アリゾナ州でやっと開業。
冒頭の治療法の処方箋を求めて、
世界中の患者が長蛇の列を作っているようです。

プラシーボは、人が『意識体』だということを
証明しているようなものですね。

『痛いの、痛いの、飛んで行け~!』も、
母親の愛情によるプラシーボ効果とハンドパワーですから……。

私にとってのワイル博士は、バイブルみたいなものでした。
著書に明記はされていませんが、
言葉の端々に『異次元体験者』らしい観念がうかがえます。

今日のテーマは大好きな分野でした。
ありがとうございます!


8985
風子様

 こんにちは!

 「痛いの、痛いの、飛んで行け~!」は、まさにそうした効果ですよね。

 「偽薬」は、薬学的には全くの「偽もの」に過ぎないけど、それで本当に多くの人の痛みがやわらぐのなら、治療としてはもはや偽物とは言い切れないでしょう…。

 でも、そのような研究に製薬会社などから資金援助などが出るわけもないし――、自らの興味で世界を流浪するような、奇特な学者に道を切り開いてもらうしかないですね。風子様

 こんにちは!

 「痛いの、痛いの、飛んで行け~!」は、まさにそうした効果ですよね。

 「偽薬」は、現代の薬学などでは単に「偽もの」に過ぎないけど、それで本当に多くの人の痛みがやわらぐのなら、治療としてはもはや偽物とは言い切れないでしょう…。

 でも、そのような研究に製薬会社などから資金援助などが出るわけもないし――、自らの興味で世界を流浪するような、奇特な学者に道を切り開いていってもらうしかないです。

8986
未知なる力
光奈さん、こんにちは。

誰もが持つ未知なる力、秘めたる力。
薬はそれをアップさせるものかなと思っています。思い込み増強剤。

薬はもう10年以上飲んでいません。
薬を飲む時は必ず効くと思って飲むつもりです。

最近急に目が痛くなると、湿度が40%以下。
身体ってすごいセンサー持ってますね。

ものすごい力を持っている身体と心。大切にしたいです。

8987
たとえば 単純に「Aが好きかBが好きか」を訪ねる街頭アンケート調査でも
その案件について、どちらかに強い思い入れを持っている人が調査した場合、
まったく同じ調査環境にもかかわらず、かなりの有意差をもって調査者と同じ意見の項目が優位を占めることがあるそうです。

自分と同じ意見を持っていそうな人を嗅ぎ分けて声をかけるのか、
はたまた、調査する人の発する「こっちを選べオーラ」をビンビン感じて、
なんとなくそちらを選びたくなってしまうのか・・・。

「想いはエネルギー」
・・・意志とか祈りとかいった強い思いは 
人間という繊細なエネルギー受容体にうまく作用すれば、
案外自在に応用が利く、万能エネルギーなのかもしれませんね♪

8988
薬もさることながら・・・
薬の効果は昔から 「歯磨き粉でも治る」って言われてましたよね
母が良く言ってました
薬の効果もさることながら 
医師の気持ちや一言にどれだけの治療効果があるか…
医学を学ぶ時に身につけて欲しいですね

自分を混沌の世界に導くか 光の世界に導くかは
自分自身・・・だと・・・分かると
どれだけの人々が 病から解放されるのでしょうか…

どちらも経験したい…これも大事なことかもですけどね

8989
あおむし様

 こんにちは!

 湿度、気圧、宇宙線、さらには虫の知らせまで…。
 私たちのセンサーは本当に高感度ですよね!

8990
じゅりあーの様

 こんにちは!

 小学生のとき、何人かの友達と「すごろく」で遊んでいたら――、わがままな1人が「お前らのぶんのサイコロをぜんぶオレが振る!」と言いい出しました。

 実際にそうしてみると、そいつが自分の番のサイコロを振ったときだけ良い目が出て、ほかの人のぶんを振ったときにはなぜか悪い目が出る…。
 結局は、サイコロを振っていた1人が、普通ではあり得ないくらいの、だんとつのトップでゴールしました。

 そのとき、子供心なりに、「自分が勝つように念を込めてサイコロを振れば、そりゃ当然そうなるでしょう…」という、とても自然な納得感がありましたね。

8991
光子様

 こんにちは!

 そうなんですよね。
 最終的には、誰かにどうしてもらうということではなく、自分に備えられた力によって「自分自身をどう導くか」というテーマに行き着きます。

 また、病気の経験そのものが、魂が選択したシナリオであるというケースも多いでしょうし…、単純に一面的に理解できるものではないですね。

8993
プラシーボ効果
光奈様
明けましておめでとうございます。

プラシーボ効果を実体験しました。
昨年の夏より胃の調子が思わしくなく、どんどん痩せて、6キロ程体重がへりました。
検査の結果異常なしでした。
漢方薬を試してみようと、お医者様に相談して、43番・23番の処方箋を書いていただき、薬局へ行きましたところ、薬剤師の方が「これは即効性があり、十二指腸へ、ストンと落ちて胃がスッキリしますよ!」と自信満々に言われ、その日の夕ご飯から、一度もむかつきも胃もたれも経験していません。

今日の光奈さんのお話から、本当にお医者様の自信がこれ程大事・・を再認識させていただきました。

今年も宜しくお願いいたします。

8994
ちゃんみいい様

 おめでとうございます!

 体重6キロ減の体調不良が、一度の処方だけで完治するって、なかなかすごいですね。

 もちろん直接的な薬効もあるでしょうけれど、「これでスッキリ!」と自信満々に言われたら、潜在意識だって「そうか!」と反応してしまうのかもしれません。

 そういうことの大切さって、医大では教えているのでしょうかね…。

8995
光奈さん、こんにちは。

お医者さんは後々のことを考えて最悪のことを言うと
昔聞いたことがあります。確かに最悪になる可能性もありますし。
良くも悪くも影響力が大きいお医者さんの発言や態度。
お医者さんや薬なども、ご縁というか引き寄せというか。

話しは変わりますが、去年も蛭子さんへ年賀状を出したのですが、
とうとう蛭子さんからの年賀状が届きませんでした(この20年で初めて)。
テレビ出演などでお忙しくなって、年賀状(手書きコメント必ずあり)
の対応ができなくなったのかなと思っていましたら、
今年は早くも昨日届きました。

蛭子さんの自由な感じ、いいなあと思った次第です。

8996
あおむし様

 こんにちは!

 へー、蛭子さんから年賀状が送られてくるって、いいですね。
 芸能関係の方は、そうしたことを案外きちんとされていることが多いと思います。
 長く売れていらっしゃる方って、やはり「一緒に仕事をしやすい方」ですね。

 僕は年賀状はずっと不義理をしてしまっているのですが…、
 以前に仕事関係があった有名人の方からは毎年きちんと年賀状が届いています。本当に申し訳ない限りです。

8997
びつくりなんですが
プラシーボ効果は私のアロマサロンでも使っている自然療法でもその効果を期待しています

本題はそこではなくで
今小学六年の息子は不登校で自宅にいるのですが
お正月食べ過ぎて胃が痛かったので、ネットでいろいろと調べていたのでしょうね
そうしたら「胃が痛い人に砂糖水を薬だとだまして飲ませても効き目があることもあるらしいよ・・・プラシーボ効果って言うんだって・・・人間って実は凄い能力があって自分で治したりできるのかもね・・・」と話しをしていました
シンクロしてますねーー
そんな力を信じて息子も心も体も治癒して欲しいです
びつくりです

おせちの記事もびっくりでしたが・・・
とても美味しそうでした
私も来年は母に頼らず
1からつくってみようと思いましたーーー








8998
病は気から
こんばんは。
プラシーボ効果…とは違う話かもですが、楽天的な人とそうでない人とでは、同じステージで病状が似通ってて、同じ治療を行ったがん患者でも予後が明らかに違うという統計があるそうです。
もちろん楽天的な人の予後の方がはるかに良く、5年生存率も高いとか。
「病は気から」は、ある意味真理ってコトですね。(^^)

8999
初めまして。いつも興味深く拝読しております。そして記事だけでなく、光奈さんの描かれる絵も好きで、「拍手」をクリックすると表示される水彩画を毎日楽しみにしています。今日はヒメジョオンでした。これからも楽しみにしております。

9000
kanonnarom様

 こんにちは!

 うちの息子も、小中学校のときにいじめの問題もあって、何とかぎりぎり学校へ行っていたという感じでしたね…。

 でも少しずつ自己を癒やし、自分の進みたい道を見いだしつつあります。

 友達もほとんどいないし、元気に活躍している状況とは違うけれども、そうした青少年期も今の時代は重要なのかなと感じますね。

9001
星乃裕華様

 こんにちは!

 病気もそうですが、仕事でも暮らしでも、余計な心配をせずにとにかく笑って楽しんでいる人は、何かしらものごとがうまく展開しているケースがけっこうありますよね。

 まさに「気分」というのは、自分が経験する世界の「映写機」のような役割があるのかもしれません。

9002
椎茸様

 初めまして!

 絵をほめていただいて、とても嬉しく思います。
 拍手ページの絵は15種類くらいあって、もっと描き足そうと思いつつ、そのままになっております…。

 またぜひ、お気軽にコメントください!

9003
光奈さん、こんばんは。

10年間保管していた古いパソコン類の処分がやっと終わりました。
重いブラウン管モニターの処分が簡単には行かず、
色々勉強というか情報収集することになりました。

パソコン本体は古いものはレアメタルも多いので
無料で回収してくれる所もあるけれど、データ消去の問題が。

とにもかくにもどうにか問題なく(たぶん)処分ができて、スッキリ。

しかし身の回りのかたづけは今年も継続します。
ミニマリストには程遠いですが、少しずつスッキリさせていきます。

物が多くても、問題発生しても、いつも心が軽くてスッキリしていたら
それでいいのでしょうが、やはり連動するようです。
焦らずコツコツ進めます。

9004
こんにちは。
プラシーボ効果は本で読んだことがあって
なかなか面白い現象ですよね。
実際、人間が本来持っている能力の
ほんの少ししか使えていない状態なんでしょうね。
いろんな可能性にわくわくしますね。
楽しいブログ、ありがとうございます。


9005
あおむし様

 こんにちは!

 実家に帰省すると、古い品々がたくさん取ってあります。色々と懐かしくはあるし、物を大切にする気持ちは良いことだとも思うのですが…

 やがていつか、それを自分が処分しなくてはならないのかと思うと、けっこう愕然としますね。

9006
きなり食堂、おか~やん様

 こんにちは!

 私たちは、あえて「本来の自らの能力をフルに使えない」という体験をするために、このように生きているという側面もあるのでしょう。

 でも、そのことはもうかなり体験できたから――、
 そう遠くない将来に、誰もが自らの可能性に気付いて、存分に発揮していくという段階にきっと行くのでしょうね!

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プロフィル

Koudai Mitsuna

Author:Koudai Mitsuna
 
光奈 広大(みつな・こうだい)

 20年のあまりのサラリーマン生活を経て、いわゆる「ザ・マネーゲーム」を何とか卒業。今では束縛されない自由な日々を存分に味わっています!

 そうした中で心がけているのは、普通の日常的な行いを通じて、意識の進化を目指す「カルマ・ヨガ」。

 日々の喜びや学び、インスピレーションから得たスピリチュアルな気付きなどをブログで紹介しています。

 妻子と都内在住――。





http://facebook.com/koudaimitsuna

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