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 このブログは今年で5年目になります。
 何年か続けていくうちに、「この時季にはこの話題」という定番のようなものが出てきたりもしますね…。

 今の季節になるといつも感じて、つい書きたくなるのは、「春」の予兆や香りについて。


 まだ1月下旬だから、吹く風はとても寒いし、これからさらに冷え込みが厳しくなっていくわけだけれど――
 でも公園とかを散歩していると、桜などの枝には、たくさんのつぼみが膨らんできているのが分かる。

 また天気のいい日は、小さくちぎったような白い雲が遠くの空に浮かび、それを眺めていると春のうららかな温もりを思わせる。

 大きな川沿いを歩くと、川面は濃い青空を映している。
 この季節は太陽が低く、空気が乾いて澄み切っているぶん、川の色が本当に尋常でないほど青々としてきらめいている。


 そして、少し暖かい日に外で深く息を吸い込むと――、湿った土のような、生命の息吹ともいえるような、何ともいえない「春の香り」が大気に満ちているのを感じ取れる。


 草木が芽吹いて花々が咲き誇る、春爛漫のシーズンはもちろん素敵だけれど――、
 でも今の「まだぜんぜん春になっていないのに、春のきざしを感じるとき」って、とても魅力的な時期のように思えますね。

 何だか、胸のずっと奥のほうでは、「春以上に春らしい」感覚もする。

 きっと、冷え込みが厳しくなるときに桜のつぼみが膨らんでいくように――、私たちの中でも、生命エネルギーが新しい季節に向けて、知らず知らずのうちに呼応しているのでしょう。


 そしてそれは、一年の季節の移り替わりだけではなく――、「もっと大きな時代変化」としても、今ちょうどそういう「移り変わりへの時期」にあたるのだろうとも感じます。

 周りの世界まだ、春には程遠いようにしか見えないですけどね…。


 結びのヒーリング・ミュージックは、Kavin Hoo「Waltzing Leaves」。
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不都合なシンプル
コメント
9074
拍手をしたら、福寿草が出ました。
早春の花で縁起も良い福寿草が出て、春のきざしを感じました。

今日は母の検査結果を聞きに病院へ。異常なし。次回の検査は半年後です。
母は少し緊張している感じでしたが、私はいつものようにノホホン。
姪っ子の受験結果同様、頭カラッポで何も浮かびません。
以前は何か予感めいたものを感じる方だったのですが、最近何も感じません。
本人にとって一番いい結果になると考えるようになったからでしょうか。

まだまだ寒い日が続きそうですが、
私も散歩中に春のきざしをいっぱい感じたいと思います。
そして、シンプル生活実現のため、のんびりと歩んでいきます。

9075
イメージできる生命エネルギー
標高1000mの過疎の村での暮らしで、
まさに『春以上に春らしい感覚』を体感しました。

雪の重みで圧縮され、死に絶えたような山の斜面に、
フキノトウの鮮やかな薄緑色を発見したときのこと。

平らな所には50~60㎝の根雪が残っているのですが、陽がさすと‥‥。
湿った土のような、生命の息吹ともいえるような、「春の香り」が湧き立ちます。(寒中の2月)

ダイヤモンドダストが舞うような極寒の地での『春の息吹』は、
村人の心に『野良仕事の喜び』を連想させるようで‥、
誰もが目を細めて、フキノトウを愛でながら通り過ぎます。

環境が厳しければ厳しいほど(大自然との共存)、
『変化の兆し』にも敏感になれた12年間でした。

利便性はいいですが、
大阪の郊外暮らしはなにか物足らないです。
『五感が研ぎ澄まされる』機会に遭遇しないからかも‥‥。






9077
あおむし様

 こんにちは!

 お母様の異常なしの検査結果は本当に良かったですね。

 散歩していると、色んなところに春を感じますね。
 東京はこのところ天気がいいから、日差しも空気も春です!

9078
風子様

 こんにちは!

 雪の合間に顔をのぞかせるフキノトウの鮮やかさは、まさに大地からのメッセージといえる感じでしょうね。
 それだけのものは、都会にはなかなかかいですね…。

 でも、自然があまりない都会の住宅街でも、なぜかこの時期に春特有の「香り」が漂ってきます。
 毎年、不思議だなと思います。

9079
まったく同じ道を歩いていても、
同じ風景を見ているようで 実は見ているものも 感じているもの(こと)も違うんですよね。
日ごろから 自然の景色やエネルギーを意識している人は
季節の移り変わりや時代の流れなどの微細なエネルギーの変化(地球の息吹)を敏感に感じ取ることができるんだと思います。
ここのブログを訪れて、光奈さんのおっしゃることの意味(感覚)が手に取るようにわかることが、とっても嬉しい私です^^

9080
いま、この瞬間
 自由人のカルマ・ヨガノート
日々の生活を通じて、意識の進化を目指す
このテーマに、( ゚д゚)ハッ!として、読み始めました

ブログ・ツイートを読む楽しみ、コメントを読む書く楽しみ、
いちばん感心するのは、コメントへの光奈さんの返事です
相撲の取り組みに感じる時もあります 面白いですね

もう・・5年目になるのですか・・ 
 おめでとうございます
  そして、ありがとうございます!

庭の ツツジや椿のつぼみを見ると 可愛くて
 二本のビワの木も、元気に育ってくれて
強い台風で痛めた時は、一個も実が生らなかったので
その年以降、当たり前だと思えなくなり、
本当に、花が咲くのも、実が生るのも嬉しいです

今、エックハルト・トール
(わたしは「今、この瞬間」を大切にいきます)を読んでいます

昨日、歯科で、治療を受けている時
「今、この瞬間」に意識のすべてを集中させて
考え事をしていない、できない状態でした。

歯の痛みを感じながら・逃げられない・耐えろ「ある・存在する」
 これもまた気付きでしょうか?
 







9081
光奈さん、こんにちは。

1月は絵手紙教室もなく、毎年行っていた賀状展も開催なし。
家の中での生活がほとんどです。外出したいとも思いません。

10年前だったら、こんな生活耐えられなかった。退屈で。
今は退屈をまったく感じないです。
母と一緒に食事して、部屋のかたづけして、そして毎日の散歩。
それだけで満足しています。

2月から絵手紙教室が始まりますが、
今年はとても楽しめそうです。そんな気がします。

光奈さんの記事はいいですね。気負いがない。大事なことが語られている。
私が拝読するようになってからは3年位でしょうか。
これからも楽しみです。

9082
こんにちは

そうですよ・・・。
見えないところで春は育って?いるのです。
木の芽も春を感じているはず。

人間様は五感が鈍くなってきた!?

“そらまめ”などは野菜売り場で春を
感じているところ! (@_@;)
 ↑ アレマ! しょうもない人だ。

9084
じゅりあーの様

 こんにちは!

 分かっていただけることが、こちらもとても嬉しく思います。

 まさに「地球の息吹」というようなものが、感じられますよね。
 私たちの内側にある「気持ち」や「感覚」も、その大きな息吹きの一部であるように思います。

9085
T様

 こんにちは!

 エックハルト・トールのどれかの本で書かれていたのですが――、
 過酷な冬山登山などをする人は、まさに「今この瞬間」に意識のすべてを集中するしかない、その特別な状態を経験するために、山に登るのだそうです。

 でも「今この瞬間を体験するのに、わざわざアイガー北壁まで行く必要はない」と、彼は述べています。

9086
光奈さん、こんにちは。

1/27コメントは私です。名前を空欄にしていたみたいです。

家のかたづけを楽しんでいます。今日もがんばります。
昨日は夜の散歩になってしまったので、今日は昼間にお散歩へ。

9087
あおむし様

 こんにちは!

 特に何もしなくても、退屈を感じずに満足しているというのは、とても大切なことだと思いますね。

 私たちの多くは、暇による心の空白や不安に向き合いたくないがために、とにかく忙しくしているという側面も大きいです…。
 「ただ在る」ことによる本当の幸福は、忙しく動き回っている中では見いだせないでしょうから。

9088
そらまめ様

 こんにちは!

 野菜売り場は、時期の早いいわゆる「走り」の素材を置くので、一歩先の季節感がありますよね。

 実はうちも、熊本産の小さなタケノコを買って、もうタケノコご飯を食べました!

9090
雪の国から
雪国秋田に生まれて33年。
明確に目に見える、冬と言うもの。雪が降る地域では雪が降ったら冬、降らなくなったらやっと春です。
今年はこちらは本当に暖冬で、もう3月の雪質です。

9091
こんにちわ
北海道は大雪が降りました
でも今日外に出たら
強風ですが、冷たい風の中に春のにおいが感じられました

子供もよく言うのですが
春の香りや秋から冬になるときの香りってあるんだそうです

香りの感受性って人それぞれだとおもいますが
大切にしていきたいなあと思うんです

9092
匿名様

 こんにちは!

 「雪が降らなくなったら春」というのは、見るからに分かりやすい「雪国基準」の季節の区切りですね。
 関東や近畿には、そこまではっきりした分かれ目はないな…。

 雪国が暖冬な一方で、沖縄で雪が降るなど、今年は実に変な気象です。

9093
kanonnaroma様

 こんにちは!

 へーっ、1月の北海道で「春の香り」を感じられるのは、素晴らしい感受性ですね。
 
 「冬の香り」も、確かにありますよね。
 冷ややかに乾いて、鼻腔の奥でちょっと緊張感を覚えるような香りに思います。

9094
日本の四季
春夏秋冬 日本は本当にいい場所にありますね
桜は沖縄から駆け上り
雪は北海道から駆け下ってゆく…って
思ってたのに今年は本当に変わってる???
いつもいつも同じじゃないよ…って
地球が教えてくれてるんでしょうかね

1の次は2 必ず順番が…って思いこんでる
その思い込みを打破せよって・・言ってるのかもですね
でも 春はちゃんと来てほし~いですね
もうすぐですね ワクワクしますよ

9095
今年はなんだか北海道もよりヘンです
今日は3月くらいの香りがしたんです

やはりあちこちでリズムが狂いだしているんでしょうか
九州でも北海道の冬みたいになっていたし・・・・

光奈さんの表現はすばらしいですね
言葉でうまく表現できないからうらやましいです
日本語苦手というか人間の言葉が苦手なんです・・・笑


9096
光子様

 こんにちは!

 沖縄では、冬の寒さがないために「桜の代表品種であるソメイヨシノが咲かない」という記事を、過去に書いたことがあります。

http://mitsunakoudai.blog.fc2.com/blog-entry-20.html

 でも、もしかしたらこの冷え込みで、沖縄でソメイヨシノが咲くなんてことが起こるかもしれないですね…。

9097
kanonnaroma様

 こんにちは!

 「人間の言葉」が苦手な人のほうが、「自然の言葉」で草木や大地と対話することが得意だったりもするでしょうね。

 いいことだと思いますよ!

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プロフィル

Koudai Mitsuna

Author:Koudai Mitsuna
 
光奈 広大(みつな・こうだい)

 20年のあまりのサラリーマン生活を経て、いわゆる「ザ・マネーゲーム」を何とか卒業。今では束縛されない自由な日々を存分に味わっています!

 そうした中で心がけているのは、普通の日常的な行いを通じて、意識の進化を目指す「カルマ・ヨガ」。

 日々の喜びや学び、インスピレーションから得たスピリチュアルな気付きなどをブログで紹介しています。

 妻子と都内在住――。

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